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インドネシア(ジャカルタ) 2001年6月

2001年6月5−7日にインドネシア大学で行われた THE INTERNATIONAL SEMINAR ON NATURAL PRODUCT CHEMISTRY AND UTILIZATION OF NATURAL RESOURCES に参加して 基調講演バナバの降血糖成分の研究)をした。

開会式を待つ。 千葉大学 相見教授と。 主催者は Prof. Soleh Kosela (University of Indonesia, 丁度彼の60歳の誕生日だった).

以前(1977年頃)に広島大学に留学していたDr. Mochammad Sholichin が地元のインドネシア大学を案内してくれた。大学の シンボルマーク。 この大学では日本語教育が盛んである。以前にこのキャンパス付近は ゴムノキ(Hevea braziliensis)のプランテーションが盛んだった。

宿はデポックのインドネシア大学に近いBhumi Wiyata Hotel で、その中庭には何と、今回の基調講演の主題である バナバの木 (Lagerstroemia speciosa)が植わっていた。学会のツアーで 化粧品会社を見学した。 民族舞踊 舞台の余興つきの夕食会もあった。また、 民族仮面や、 バチック(ジャワ更紗) を作る道具も見学した。

ショリヒン夫妻と有名な Bogor植物園 に行った。マメ科の大木Tualang, Koompassia excelsa は世界一の高さ(85 m)を誇り、見事な 板根 に支えられていた。その他の植物の写真はPlant Photo Galleryに載せた。近くの木の梢には沢山の 大蝙蝠 が飛び交っていた。巨大な タコノキ も印象的だった。植物園の中には鹿のいる美しい 宮殿があった。

その近くのPunkak峠に お茶の段々畑 を見にいく途中に面白い光景に出会った。丁度、 中学校の卒業式にあたり、今日で制服が要らなくなる卒業生がその制服に落書きをして、更に、顔にも絵の具を塗りたくって最後の日を楽しんでいた。

日本に帰る途中で、シンガポールに半日滞在した。そこで、国立シンガポール大学薬学部長のDr. Paul Heng Wan Siaを尋ね、 実験室 薬剤実習室を見学した。 スタッフの人たちとも交流した。

空港に着いた所、驚くべきことに、 無料でインターネット接続のサービスが行われていた。LANカードを持っていたので、久しぶりで日本のニュースなどを読んだ。但し、大阪の小学校の大量殺人など暗いニュースばかりだった。